4月下旬、東京。
仕事に忙殺され、気がついたら花見すら出来ないまま
桜はとっくに散ってしまった。
未だに「あれ、今月って3月じゃなかったっけ?」
と本気で思うほど、心の時間は止まったまま。
3月下旬から4月にかけて仕事ばかりしていて
すっぽり失った時間を取り戻すべく雪山へ向かう事にした。
いつもの如く、山行を決定したのは出発3日前。
御用達のさわやか信州号は満席。
夜行で長野へ行ける足は車とムーンライト信州号ぐらいしか
残っていなかった。
このムーンライト信州号はJR東日本の臨時夜行快速列車。
全席指定の為、さぞや人気でもう取れないかと思いきや
意外とあっさり指定席が取れた。
ちょっとした乗り鉄でもあるので、これはちょっと嬉しくて
ホームへの入線をカメラを構え待っていると、いるわいるわ撮り鉄がwww
189系N101編成国鉄色♪
この懐かしい車両が、なんだか子供の頃を思い出して郷愁を誘うんだな。
『指定席』のプレートも、座席の座り心地も、なんとも懐かしい。
あ、完全に鉄ヲタブログと化して来ましたがwww
そんな訳で23:54新宿発、翌5:36白馬着のムーンライト信州81号の
郷愁溢れる列車に揺られ旅はスタート。
となりは空席だったので2席利用して横になるも
15分ほど走ってはすぐ次の駅に停車の繰り返しで
駅に停車するたびにドアから吹き込んでくる冷たい風で目が覚める。
はっきり言って快適な旅とは言いがたいが、これはこれでヨシとしよう。
なんてったってムーンライト信州なのだ。(超贔屓目w)
列車は定刻通り白馬駅に到着。
子供の頃の様な気分を思い出させてくれた列車に別れを告げ
駅の改札を出る。
おおー!
久しぶり白馬さん。
駅前から白馬三山が見えるなんて、なんて贅沢なんだ。
コンクリートジャングルに住まう都会人にとっては憧れだぞ。
あまり寝てないが気分は清清しい。
ゴンドラの営業開始までは時間があるので
八方のバスターミナルで身支度を整え、向かいのローソンで朝ごはん。
昨晩の残りの筍ご飯をお握りにし、ローソンで味噌汁を購入した。
バッキバキに固まった身体に染み渡る味噌汁が旨い!
7時過ぎ、ゴンドラ乗り場は既にスキーヤー、スノーボーダー、ヤマノボラーで
ごった返していた。
夏は登山用のゴンドラリフト共通券しか販売していないが
冬はゲレンデで滑るスキーヤー、ボーダー用のリフト券とは別に
登山用のゴンドラリフト共通券を販売している。(2600円也)
7:30ゴンドラの営業開始と共に人がどんどん乗車口に吸い込まれてゆく。
ゴンドラを降りるとお次はリフト。
うん、完全にスキー場だなw
リフト2本を乗り継ぐとすぐそこには八方池山荘。
スキーヤー達はここから下へと滑って行くが、登山客はそれぞれ支度を開始。
ちなみに山荘脇の自動販売機は『冬眠中』www
八方池辺りまでは結構夏道も出ている様なので、ゲイターだけ装着し
ストックを手に登山開始。
これが結構しんどい。
まだ目覚めない身体、ソールの硬い雪山用の靴が更に歩きにくさ倍増。
更に今回、小屋泊りにもかかわらず
ザックが15kgとやたらと重く、早々にフゥーフゥー言いながら登り始める。
八方山ケルン。
早くもここで小休止。
こんな調子で大丈夫かおい!?
それでも夏道を過ぎると一面広がる雪原を歩く楽しさよ。
不帰の嶮 も見えてきた♪
ザックの重さなんか・・・・・・いや、やっぱり重いもんは重い_| ̄|○
前方に八方ケルンが見えてきた。
踏み後を外れて、右方向へ進むはBCの方々。
スキーを履いた2本のレールの様な軌跡を残して行く。
第三ケルン到着。
そして眼下には雪解けを待つ八方池。
ちょっくらこの辺でコーヒータイム。
お気に入りのおやつ“LEAFY”は気圧で袋がパンパン。
糖分補給が完了したら再び出発。
夏道だとここから樹林帯へ突入するのだが、冬道はこのまま尾根を直登。
これから続く登りに備え、ここでアイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち換える。
ヒー フゥー ヒー フゥー _| ̄|○
アイゼンってこんな重かったっけ?
足が全然上がらんよ。。。
気温がどんどん上昇し、雪が腐って歩きにくい。
でもって、すんげー汗だくなんですけど・・・(;´Д`)
やっとの思いで登ったら、こんな感じ。
あー、先が長いなぁ。。。
全然休ませてなんか貰えません。
次から次へと更なる登りが待ち構えている!
さっきよりは少し緩やかな斜面。
ま、時間はたっぷりあるからのんびり行こう。
が、小ピークの前になると徐々に斜度もキツくなり・・・・
ハァ ハァ ハァ ハァ
しんどいぜよ。。。(;´Д`)
そんな時はちょっと立ち止まって右を見る。
おお!
白馬三山。そうそう、コレを見にここまで来たんだよな。
左に目をやれば・・・
おお!
五竜さん、その後ろには微かに鹿島槍さん。
お久しぶりですなぁ。
贅沢な景色を左右に見ながら重たいザックを背負い一歩一歩進む。
そしていよいよ丸山がが見えてきた。
まだまだ登りますよ。。。
丸山ケルン到着!
いやー絶景!
今まで歩いてきた八方尾根を振り返る。
この日、ビックリするほど殆ど無風。
でもってすげー暑い!
その辺歩いてるオッチャンなんか半袖だもん。
一体何度なの?
Σ(゚Д゚;エーッ!
26.1℃って! マジすか!?
そりゃ、下界よりも暑いんじゃございません???
もう、顔に塗りたくった日焼け止めも汗で流れ落ちましたよ。。。(;´∀`)
まだまだピーカンの尾根歩きは続きます。
暑いし、重いし、大変なんだが、
それよりも、この天気、この景色の中を歩いている事が幸せで幸せで。
BCスキーヤーも滑らない急斜面はまるでシルクの様な輝き。(*´д`*)
美しくて溜息がこぼれる。
そのシルクの様な斜面の右端の上に人影が。そこを更に登る登る。
不帰の嶮は険しく、時折雪崩の音が聞こえて来る。
厳しいその佇まいが、高揚感と緊張感を刺激する。
あともう少しで小屋の裏手に出るはずだ。
行く手は尾根から稜線となり、だんだん尾根の幅が狭くなってきた。
急峻な稜線が連なる先には五竜岳。標高を上げ目線の高さに。
あともう少し。
と思ったら、まだもうちょっとあった。。。(笑)
いよいよ最後の核心部。
狭く急なルートは慎重に。。。
前方を歩く方の左側にネットの様なものが見えるが、コレは夏道でいうところの
下の画像の崖の上部分に当たるのだ。
核心部を超えると、いきなり・・・
どーーーーーん!
と、小屋の上のヘリポートに出る。
着いたー!ヽ(´ー`)ノ
唐松岳山頂には沢山の人も見える。(画像はクリックすると拡大します)
お久しぶりです。唐松岳頂上山荘。
この日4/26が山荘営業開始日。
という訳で2014年唐松岳山荘初の宿泊客の内の1名となります。
夏に泊まった北館はまだまだ雪の中。
テント場は北館の裏手。
夏のテン場は雪でまだ使えません。。。
とりあえずチェックインし、ザックをデポして山頂へ。
が、ちょっと後悔。。。
1ヶ月半ぶりの山行で訛りきった身体は結構疲れ果て、
山頂へ向かうこの斜度が結構ボディブローの様に効いてくる・・・_| ̄|○
それでも何とか山頂ゲット!
うーん、劔岳は霞んじゃってうっすら・・・ (´・ω・`)ショボーン
ま、いいさ、明日の朝また来るよ。
それでも五竜岳のこの堂々たるや・・・感無量。
不帰の嶮越しの白馬方面も荒々しくて度迫力!
うん、こういう険しい姿が見たかったんだ。
なんと、不帰の嶮三峰との間の雪庇にスノーボーダーが!
彼はこの後 一気に沢へと滑って行きました。 (゚Д゚)
山頂からの帰り道、
北館が完全に雪に埋まっている様子が確認できる。
色とりどりのテントがカラフルで楽しそう。
さて、OPENしたての小屋の状況は・・・
自販機休止中。。。_| ̄|○
夏は生ビールを販売していた売店も当然やっていない。
まだ物資が下界からやってこない為だ。
トイレも水が無い為、女子トイレが封鎖され男子トイレを共同で使う。
山は夏と冬ではそれだけ状況が違うのだ。
割り当てられた部屋は女性専用の大部屋、蚕棚2段×2。
上A段に2名、下B段に2名、向かい下D段に3名のみで使用。
宿泊客が少なく非常に快適だった。
今回素泊まり(6700円也)でお世話になる事にしたのだが
この時期自炊室はこんな状況。
雪に埋もれて使えないのだ。
ちなみに夏はこんな感じ。↓
という訳で、小屋の外で宴開始!!!(*´∀`)♪
まずは下界から背負ってきたビール2缶を天然の冷蔵庫にスタンバイ!
いやーーーー、ザックが本当に重かったが、全てはこの為!
ビールをキンキン冷やしている間に、
チョリソーと下茹でしたジャガイモを自家製ガーリックバターと
塩、胡椒、オレガノで炒める。
じゃじゃじゃじゃ、いつもの行きますかね!?
威風堂々な五竜さんにかんぱーい!
ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ プハーーーーーーッ
旨すぎる・・・ (TдT)
山を始めてからずっと夢見てきたんだこの日を。
冬山が好きで好きで、いつか真っ白に輝く山を眺めながら宴を・・・と。
「僕は幸せだなぁ」
なんて思わず加山雄三にでもなっちまうぞ。
あー、寝てないから変なテンションでご機嫌だwww
更に超激辛なきゅうりのおつまみと・・・
ワインにもピッタリなトマトのおつまみもこしらえて・・・
いー感じに酔っ払ってトマトがピンボケwww
ん?ワインにもピッタリって?
そりゃーもちろん下界から背負ってきましたよ ( ̄ー ̄)
さてシメを飾る山メシは・・・
写真撮り忘れた上に、失敗しますた。。。_| ̄|○
美味しそうな写真とレシピは此方をご参考にして下さい。
↓
尊敬する山メシストげんさんの「スーラーワンタン」
ちなみに小屋の売店は閉まってますが食堂で多少のアルコールは調達可能。
しかし、ビール350mlが600円ってのは・・・(;´Д`) 仕方ありません。
それも見越して重いザックを背負ってきたのだ。
外はだいぶ冷え込んできたので食堂に移動。
夕日の差し込む食堂で、だるまストーブに当たり身体を温め直す。
お気に入りのチーズを肴にワインを飲みつつ、窓の外に目をやると
唐松岳の向こうに夕日が沈み始めていた。
身体も温まり、お酒も回り、とうとう食堂でワイン片手に船を漕ぎ始めたので
19時でこの日の宴は終了。
とはいえ、正味4.5時間は独り宴を催してた訳だが www
to be continued
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仕事に忙殺され、気がついたら花見すら出来ないまま
桜はとっくに散ってしまった。
未だに「あれ、今月って3月じゃなかったっけ?」
と本気で思うほど、心の時間は止まったまま。
3月下旬から4月にかけて仕事ばかりしていて
すっぽり失った時間を取り戻すべく雪山へ向かう事にした。
いつもの如く、山行を決定したのは出発3日前。
御用達のさわやか信州号は満席。
夜行で長野へ行ける足は車とムーンライト信州号ぐらいしか
残っていなかった。
このムーンライト信州号はJR東日本の臨時夜行快速列車。
全席指定の為、さぞや人気でもう取れないかと思いきや
意外とあっさり指定席が取れた。
ちょっとした乗り鉄でもあるので、これはちょっと嬉しくて
ホームへの入線をカメラを構え待っていると、いるわいるわ撮り鉄がwww
189系N101編成国鉄色♪
この懐かしい車両が、なんだか子供の頃を思い出して郷愁を誘うんだな。
『指定席』のプレートも、座席の座り心地も、なんとも懐かしい。
あ、完全に鉄ヲタブログと化して来ましたがwww
そんな訳で23:54新宿発、翌5:36白馬着のムーンライト信州81号の
郷愁溢れる列車に揺られ旅はスタート。
となりは空席だったので2席利用して横になるも
15分ほど走ってはすぐ次の駅に停車の繰り返しで
駅に停車するたびにドアから吹き込んでくる冷たい風で目が覚める。
はっきり言って快適な旅とは言いがたいが、これはこれでヨシとしよう。
なんてったってムーンライト信州なのだ。(超贔屓目w)
列車は定刻通り白馬駅に到着。
子供の頃の様な気分を思い出させてくれた列車に別れを告げ
駅の改札を出る。
おおー!
久しぶり白馬さん。
駅前から白馬三山が見えるなんて、なんて贅沢なんだ。
コンクリートジャングルに住まう都会人にとっては憧れだぞ。
あまり寝てないが気分は清清しい。
ゴンドラの営業開始までは時間があるので
八方のバスターミナルで身支度を整え、向かいのローソンで朝ごはん。
昨晩の残りの筍ご飯をお握りにし、ローソンで味噌汁を購入した。
バッキバキに固まった身体に染み渡る味噌汁が旨い!
7時過ぎ、ゴンドラ乗り場は既にスキーヤー、スノーボーダー、ヤマノボラーで
ごった返していた。
夏は登山用のゴンドラリフト共通券しか販売していないが
冬はゲレンデで滑るスキーヤー、ボーダー用のリフト券とは別に
登山用のゴンドラリフト共通券を販売している。(2600円也)
7:30ゴンドラの営業開始と共に人がどんどん乗車口に吸い込まれてゆく。
ゴンドラを降りるとお次はリフト。
うん、完全にスキー場だなw
リフト2本を乗り継ぐとすぐそこには八方池山荘。
スキーヤー達はここから下へと滑って行くが、登山客はそれぞれ支度を開始。
ちなみに山荘脇の自動販売機は『冬眠中』www
八方池辺りまでは結構夏道も出ている様なので、ゲイターだけ装着し
ストックを手に登山開始。
これが結構しんどい。
まだ目覚めない身体、ソールの硬い雪山用の靴が更に歩きにくさ倍増。
更に今回、小屋泊りにもかかわらず
ザックが15kgとやたらと重く、早々にフゥーフゥー言いながら登り始める。
八方山ケルン。
早くもここで小休止。
こんな調子で大丈夫かおい!?
それでも夏道を過ぎると一面広がる雪原を歩く楽しさよ。
不帰の嶮 も見えてきた♪
ザックの重さなんか・・・・・・いや、やっぱり重いもんは重い_| ̄|○
前方に八方ケルンが見えてきた。
踏み後を外れて、右方向へ進むはBCの方々。
スキーを履いた2本のレールの様な軌跡を残して行く。
第三ケルン到着。
そして眼下には雪解けを待つ八方池。
ちょっくらこの辺でコーヒータイム。
お気に入りのおやつ“LEAFY”は気圧で袋がパンパン。
糖分補給が完了したら再び出発。
夏道だとここから樹林帯へ突入するのだが、冬道はこのまま尾根を直登。
これから続く登りに備え、ここでアイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち換える。
ヒー フゥー ヒー フゥー _| ̄|○
アイゼンってこんな重かったっけ?
足が全然上がらんよ。。。
気温がどんどん上昇し、雪が腐って歩きにくい。
でもって、すんげー汗だくなんですけど・・・(;´Д`)
やっとの思いで登ったら、こんな感じ。
あー、先が長いなぁ。。。
全然休ませてなんか貰えません。
次から次へと更なる登りが待ち構えている!
さっきよりは少し緩やかな斜面。
ま、時間はたっぷりあるからのんびり行こう。
が、小ピークの前になると徐々に斜度もキツくなり・・・・
ハァ ハァ ハァ ハァ
しんどいぜよ。。。(;´Д`)
そんな時はちょっと立ち止まって右を見る。
おお!
白馬三山。そうそう、コレを見にここまで来たんだよな。
左に目をやれば・・・
おお!
五竜さん、その後ろには微かに鹿島槍さん。
お久しぶりですなぁ。
贅沢な景色を左右に見ながら重たいザックを背負い一歩一歩進む。
そしていよいよ丸山がが見えてきた。
まだまだ登りますよ。。。
丸山ケルン到着!
いやー絶景!
今まで歩いてきた八方尾根を振り返る。
この日、ビックリするほど殆ど無風。
でもってすげー暑い!
その辺歩いてるオッチャンなんか半袖だもん。
一体何度なの?
Σ(゚Д゚;エーッ!
26.1℃って! マジすか!?
そりゃ、下界よりも暑いんじゃございません???
もう、顔に塗りたくった日焼け止めも汗で流れ落ちましたよ。。。(;´∀`)
まだまだピーカンの尾根歩きは続きます。
暑いし、重いし、大変なんだが、
それよりも、この天気、この景色の中を歩いている事が幸せで幸せで。
BCスキーヤーも滑らない急斜面はまるでシルクの様な輝き。(*´д`*)
美しくて溜息がこぼれる。
そのシルクの様な斜面の右端の上に人影が。そこを更に登る登る。
不帰の嶮は険しく、時折雪崩の音が聞こえて来る。
厳しいその佇まいが、高揚感と緊張感を刺激する。
あともう少しで小屋の裏手に出るはずだ。
行く手は尾根から稜線となり、だんだん尾根の幅が狭くなってきた。
急峻な稜線が連なる先には五竜岳。標高を上げ目線の高さに。
あともう少し。
と思ったら、まだもうちょっとあった。。。(笑)
いよいよ最後の核心部。
狭く急なルートは慎重に。。。
前方を歩く方の左側にネットの様なものが見えるが、コレは夏道でいうところの
下の画像の崖の上部分に当たるのだ。
核心部を超えると、いきなり・・・
どーーーーーん!
と、小屋の上のヘリポートに出る。
着いたー!ヽ(´ー`)ノ
唐松岳山頂には沢山の人も見える。(画像はクリックすると拡大します)
お久しぶりです。唐松岳頂上山荘。
この日4/26が山荘営業開始日。
という訳で2014年唐松岳山荘初の宿泊客の内の1名となります。
夏に泊まった北館はまだまだ雪の中。
テント場は北館の裏手。
夏のテン場は雪でまだ使えません。。。
とりあえずチェックインし、ザックをデポして山頂へ。
が、ちょっと後悔。。。
1ヶ月半ぶりの山行で訛りきった身体は結構疲れ果て、
山頂へ向かうこの斜度が結構ボディブローの様に効いてくる・・・_| ̄|○
それでも何とか山頂ゲット!
うーん、劔岳は霞んじゃってうっすら・・・ (´・ω・`)ショボーン
ま、いいさ、明日の朝また来るよ。
それでも五竜岳のこの堂々たるや・・・感無量。
不帰の嶮越しの白馬方面も荒々しくて度迫力!
うん、こういう険しい姿が見たかったんだ。
なんと、不帰の嶮三峰との間の雪庇にスノーボーダーが!
彼はこの後 一気に沢へと滑って行きました。 (゚Д゚)
山頂からの帰り道、
北館が完全に雪に埋まっている様子が確認できる。
色とりどりのテントがカラフルで楽しそう。
さて、OPENしたての小屋の状況は・・・
自販機休止中。。。_| ̄|○
夏は生ビールを販売していた売店も当然やっていない。
まだ物資が下界からやってこない為だ。
トイレも水が無い為、女子トイレが封鎖され男子トイレを共同で使う。
山は夏と冬ではそれだけ状況が違うのだ。
割り当てられた部屋は女性専用の大部屋、蚕棚2段×2。
上A段に2名、下B段に2名、向かい下D段に3名のみで使用。
宿泊客が少なく非常に快適だった。
今回素泊まり(6700円也)でお世話になる事にしたのだが
この時期自炊室はこんな状況。
雪に埋もれて使えないのだ。
ちなみに夏はこんな感じ。↓
という訳で、小屋の外で宴開始!!!(*´∀`)♪
まずは下界から背負ってきたビール2缶を天然の冷蔵庫にスタンバイ!
いやーーーー、ザックが本当に重かったが、全てはこの為!
ビールをキンキン冷やしている間に、
チョリソーと下茹でしたジャガイモを自家製ガーリックバターと
塩、胡椒、オレガノで炒める。
じゃじゃじゃじゃ、いつもの行きますかね!?
威風堂々な五竜さんにかんぱーい!
ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ ゴキュッ プハーーーーーーッ
旨すぎる・・・ (TдT)
山を始めてからずっと夢見てきたんだこの日を。
冬山が好きで好きで、いつか真っ白に輝く山を眺めながら宴を・・・と。
「僕は幸せだなぁ」
なんて思わず加山雄三にでもなっちまうぞ。
あー、寝てないから変なテンションでご機嫌だwww
更に超激辛なきゅうりのおつまみと・・・
ワインにもピッタリなトマトのおつまみもこしらえて・・・
いー感じに酔っ払ってトマトがピンボケwww
ん?ワインにもピッタリって?
そりゃーもちろん下界から背負ってきましたよ ( ̄ー ̄)
さてシメを飾る山メシは・・・
写真撮り忘れた上に、失敗しますた。。。_| ̄|○
美味しそうな写真とレシピは此方をご参考にして下さい。
↓
尊敬する山メシストげんさんの「スーラーワンタン」
ちなみに小屋の売店は閉まってますが食堂で多少のアルコールは調達可能。
しかし、ビール350mlが600円ってのは・・・(;´Д`) 仕方ありません。
それも見越して重いザックを背負ってきたのだ。
外はだいぶ冷え込んできたので食堂に移動。
夕日の差し込む食堂で、だるまストーブに当たり身体を温め直す。
お気に入りのチーズを肴にワインを飲みつつ、窓の外に目をやると
唐松岳の向こうに夕日が沈み始めていた。
身体も温まり、お酒も回り、とうとう食堂でワイン片手に船を漕ぎ始めたので
19時でこの日の宴は終了。
とはいえ、正味4.5時間は独り宴を催してた訳だが www
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