『魔の山』の異名を持つ谷川岳。



そろそろこの山へチャレンジしても良い頃かもしれない。


3月下旬、白く輝く双耳峰に期待を膨らませ挑んだ『魔の山』は、

そう簡単には受け入れては貰えなかった。





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谷川岳

谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、
中央分水嶺のために天候の変化も激しく、遭難者の数は群を抜いて多い。
谷川岳の気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となりその上では笹原が広がり視界が開ける。
そのなかで(特に稜線近くでは)、比較的低い標高でも高山植物が観察でき、
首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れている。
中には気軽に訪れる者も少なくなく、急激な気象の変化による遭難が後を絶たない。
こうしたところから、谷川岳は「魔の山」とも呼ばれる。
遭難の防止のために群馬県谷川岳遭難防止条例が制定されている。

出典 谷川岳-Wikipedia 

死者が多いことで世界ワースト1記録を持つ谷川岳。

緊張と期待が入り混じる中、上州を目指す。

が、、、

のっけからトラブル発生。

事故で電車が動かず、乗る予定の新幹線に乗れない始末。

先日の黒檜山と言い、どうにも上州の山とは相性が悪い。

鈍行列車に揺られ水上駅を目指すことに。

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車窓から真っ白に輝く谷川岳が見えてくると

静かに心が高揚し始める。


土合を目指すバスに乗り込めば、あっという間に雪景色だ。
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予定時間を45分ほどオーバーし、この日世話になる土合の家に到着。
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チェックインを済ませ、余計な荷物をデポし、

谷川岳馬蹄形縦走路のひとつである白毛門を目指すことに。



白毛門。

この山も雪のあるうちに登って見たかった山の一つであるが

今回は時間が無い為、ピークは踏めないので中腹まで。

狭い尾根の急登が続く為、結構体力が必要な山でもある。



土合の家から車道を10分程歩いた所にある

MAX土合(キャニオニングやラフティング等アウトドアスポーツ主催運営)

駐車場脇からいきなり雪原をずんずん進む。
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ゆるゆるに腐った雪原をお散歩気分で進む。
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登山道入り口手前には馬蹄形の地図が。
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そしてこの先にある橋を渡り対岸に渡るのだが、この橋がクセモノ。

上から見るとご覧の通り、足の置き場が全く見えないのだ。
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今回は橋をパスして、この先にあるスノーブリッジを渡る事に。
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しかし、これも結構ハラハラドキドキ。

いつ崩れてもおかしくない状況。

そろりそろりと衝撃を与えない様に、かつ早足で渡る。



振り返るとこんな感じ。

橋にはナイフリッジ状の雪が。。。こりゃ難儀します。
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細い尾根は雪が緩み、踏み跡を外すとあっと言う間に踏み抜いてしまう。
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雪庇にはクラックがいっぱい。

常に足元に注意を払っていなくてはない上に結構な急登で汗が吹き出る。
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左に目をやると、そこには厳しい面持ちの谷川岳が度迫力で迫る。
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谷川岳は非常に急峻で、2000mにも満たない標高にも関わらず

その厳しさが見てとれる。

オキの耳とトマの耳もクッキリ。
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右側の沢には滝も見える。
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だいぶ標高も上がってきた。
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大好きな白と青の世界が広がり、白毛門のピークも見えてきた。
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雪庇に大きなクラック。注意して左を巻く。
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松ノ木ノ頭辺りまで登ってきたら、この景色!谷川岳が一望。
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この日だいぶ気温があがり、谷川岳方面からはひっきり無しに

「ゴゴゴゴゴゴゴォォォォォオ!」

と雷鳴にも似たような音が聞こえて来た。

正体は雪崩。

この時期谷川岳は雪崩の巣窟。一ノ倉沢、マチガ沢へは入山禁止となってた。


晴天の中、谷川岳を望める最高のビューポイントで一服。

実は、翌日の天気は雨の予報。

できればこの日に谷川岳に登ってしまいたかった程。。。(´・ω・`)

明日は景色に期待できないので

しばし美しい姿を目に焼き付けたらにそろそろ下山。

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最後にもう一度谷川岳に別れを告げて。。。
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再び危ういスノーブリッジを渡る頃にはすっかり夕暮れ。
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山の向こうに沈む夕日を眺めつつ、土合の家に戻ります。
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土合の家に戻り、ひとっ風呂浴びたらいつものビアタイム♪
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今回は12畳程の広い和室を7名で使用。

そう、土合の家は山小屋ではなく、普通のお宿なのである。

なので、テレビもあれば、消灯時間も無い。。。

いつもと勝手が違って変な感じwww
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食堂はこんな感じでお酒やビールも販売中。
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そして豪華な夕飯!!!
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 日本海が近い事もあり、名物のカニが! Oh gorgeous!(・∀・)

日本酒にも合いそうな逸品も豊富♪


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上州豚の陶板焼きも。

ビールが進んでとまらんw

贅沢な夕食を堪能し、この日は就寝。







翌日。。。

予報通り、そぼ降る雨。

天候はどんどん下り坂。(´・ω・`)

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昨日は見えていた白毛門も、すっかり雲の中。


今年は積雪も多く、4mを超える雪壁が聳える車道を歩くこと20分。

ロープウェイ乗り場が見えてきた。
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流石にこの天気だと登山客もスキー客もまばら。

真っ白なゲレンデに着くと、風が強くなり既に視界が利かない。
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まるで真っ白な世界をさ迷う様。

前方の人を見失わない様に後に続く。
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谷川岳も融雪が進み、至る所にクラックがあるので要注意。
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約1時間程で熊穴沢避難小屋に到着。
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トマの耳との中間地点。

風がどんどん強くなり条件が悪い為、今回はここで敗退となった。。。(TдT)



 避難小屋は雪に埋もれた状態。

上から見るとこんな感じで、出入り口がすっかり埋まっている。
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 ピークも踏めずこれといってやる事もないので、少し登山者の皆さんに貢献を。

小屋の出入り口付近の雪かきを。。。
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雪かきで汗をかいて、しばし休憩したら下山開始。
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もう、リフト乗り場さえ視認が難しい程ホワイトアウト。。。_| ̄|○


昨日はあんなに晴天だったのが、うってかわってこの天候。

なんといっても魔の山だけに無理は禁物。

谷川岳はそう簡単には受け入れてくれなかった。





土合の家に戻り支度を済ませ東京へ戻る。

時間がたっぷりあるので、新幹線を使わず全て普通列車で帰る事に。

水上駅で列車を待っていると、待機しているSLに遭遇。(*゚∀゚)=3

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  おおおっ!かっけー! D51なのだ!

そう、水上~高崎間を走るSLみなかみ号は、ちょっとした電車好きならば

ご存知の有名路線だが、まさか遭遇できるとは嬉しい誤算。


ホームにはSLが牽引する客車が停車中。

「乗りたいなぁ~」なんて思いを馳せ、客車の見ながらビアタイム。

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敗退に終わった谷川岳。

高崎から乗った電車からはとうとう虹までお目見え。
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悔しさの残る山行となった。

 ま、いいさ、また来年くるよ。





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