鈴木みきさんの著書にそんな本がある


ままならない事ばかりで落ちる一方の日々

山に行けばなんとかなるのだろうか。。。


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山は紅葉真っ盛り

なのに行きたい山には一向に行けず仕舞い

せっかくの三連休だというのに

土曜日は布団から出る事すら出来なかった




日曜日、午前4時

鉛の様に重い身体をやっとの思いで起こしたのは良いが

朝一発目やかんで指を火傷し

電車に乗れば、乗り換える駅を乗り過ごしてしまう

何をやっても上手く行かない時ってこんなもんさ



ちょっと前まで持っていた

山に登る前のあのワクワク感は忘却の彼方



予定より1時間も遅れてやっと登山口に着いた



選んだ山はまたしても鍋割山

正直もう、どこでも良かった

それでもせっかく地形図を読み予習をしたのだから

実践せねば・・・

紅葉もどの辺りまで進んだのか見てみようか・・・

と、再訪する理由を見つけてみた



西山林道はカラフルなウェアに身を包んだ

山ガールや山ボーイで大賑わい

あちらこちらから笑い声が絶えない



そんな喧騒から逃げる思いで

ほとんど人のいない小丸尾根に取り付く



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前も後ろも誰もいない尾根

地形図とコンパスを片手に黙々と登る

時折色づき始めた木々達に目をやり

大きく息を吐く

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気がつけばどんよりと空を覆っていた曇が切れ始めていた


9月に登った鍋割山以来のヤマノボリ

訛りきった足は悲鳴を上げ、汗がぼたぼたと落ちる

ここへ来るまでの電車の中でさえ

頭の中は仕事や人間関係の事で支配されていたのに

今はもう、ただ足元を見つめ

右足と左足を交互に前に出すことしか考えていなかった







きっと山頂の鍋割山荘前には鍋焼きうどんを求めるハイカーで

ごった返しているに違いない

できるだけ静かで人のいない所へ・・・



鍋割山から塔ノ岳へ続く尾根から

小丸尾根への分岐を入ったところに

人のいない小さな場所がある

そこでランチにしよう



幸運にも先客はおらず

西には富士山がしずかに佇んでいた
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うん、悪くない

じゃ、とりあえず始めますか

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前方には薄いベールの雲を纏った紅掛空色の山々

まるで東山魁夷の様な世界が広がっていた

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静かな時間が横たわる



今回の山メシは最近流行の蕎麦で(詳細は山メシ編で)

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ひとしきり宴を堪能した後、鍋割山を目指す

富士山を眺めながらの稜線

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こんな幻想的な景色にも出会え

なんだか富士山に元気を貰っている気がする

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蛭ヶ岳の中腹も少し紅葉が始まっている

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後ろから来たおじさんが

「丹沢は赤く紅葉する木があまりないからねぇ」と・・・

確かにテレビで見るような観光地の紅葉ほど派手さはないけれど

沢の青や河原の素色の後ろに

ぽつりぽつりと染まる木々も悪くない



大倉尾根上部もちらほら橙色や黄色に

☆IMG_4070




静かに終えた山行

独りの時は立ち寄らないが

たまには温泉にでも寄っていこう



一杯だけ冷えた生ビールをグイグイ飲み干したら

連休で浮かれムードの電車に揺られ都会の喧騒に戻ることにしよう

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自宅近くの最寄駅を降り、家に着くまでの間

この日歩いてきた山道や景色を反芻する



うん、そんなに悪くなかったよな

そこにはちょっとだけ元気になった自分がいた 







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